串を説明する前に、IPと呼ばれるものについて軽く説明をしておきます。 あなたがパソコンをプロバイダに接続しようとするたびに プロバイダーから 「210.523.52.3」
といった変な数字も割り当てられます。 これはネットに接続しているパソコンを識別する為のもので わかりやすく言えば、皆さんのインターネット上での住所みたいなものです。
この文字列は世界に一つしかなく、他の人と一緒になるという事はありません。 世界に一つという事は裏を返せばこのIPを辿っていけばあなたに行きつく訳です。
これは回線を接続するたびに割り当てられるので 一度回線を切って繋ぎなおしたら、また別のＩＰになってます。 だから毎回毎回違うＩＰになっているんですね。
余談ですがIPの頭の210は日本を指します。 これよって、どのような個人情報が抜かれたり、攻撃されるかと言うと簡単なやり方では
しかし、串を通す事によりこいつが変わってきます。
プルバイダーとお目当てのサイトとの間に、串が入りましたね。 これで悪意ある人があなたを調べようとしても、あなたでは無く串を調べる事になります。 これによって多少あなたの匿名性は確保されました。 もっとも調べようと思えばあなたを調べる事が出来ますので、それをお忘れなく。
串と書くと難しく思えますが、要はサーバーです。それはプロキシサーバーとして公開しているところもあれば、サーバーの穴をついて勝手に串として利用している場合もあります。しかしアクセスログが残りますので、プロキシサーバーを調べればあなたのプロバイダーにたどり着きますので、串を通したからといって暴れまわるのは控えた方が良いでしょう。
リンク集などから串を取り扱っているサイトなどにいってもらえれば分かるのですが
などのような文字列を串と呼びます 上のほうで串の事を変な数字と書きましたが、中には文字が入っている事もあります。 それと数字の横に80 or 8080といった数字がありますよね。 こいつはポートと呼ばれるもので、サイトを見る為のネット上の通路と思ってください。一般にいわれる串のポートはこの80か8080の二つしかないので覚えておくと良いでしょう。
串を刺せば一応匿名性は確保できるのですが、串の中には串の意味をなさないくて情報を垂れ流しという「漏れ串」などが存在するので気を付けてください 。漏れ串というのは上の図を見てもらえれば分かりやすいと思いますが本来隠すべきプロバイダーの情報を垂れ流してしまう串の事で、こいつを刺しても串を刺してない状態を一緒です。
それで肝心の串ですが、ここにはありません。探す場合はリンク集などを辿って行けば大抵いけるはずですので、頑張ってください。 それと串に一度刺せばずっと使えると言うわけではありません。 串をまめに換えた方が良いです。串には鮮度があると思ってください。
プラウザの上の方をみて下さい。「ツール」→「インターネットオプション」→「接続」→「設定」をクリック。 そしたら真中にプロキシサーバーと言う欄があり、そこの プロキシサーバーを使用するにチェックを入れてください。 後は自分で見つけてきた串を入れてくれたらオッケーです。 それと串を入れるときはポート番号に気を付けてください
串サイトでは「210.432.54.32:8080」といった形で串が配布されていますが ポートの「8080」に注意して下さい。 こいつを入れ忘れると串が通らないのですが、結構あるミスみたいです。
言われたとおりにやったけど 本当に串が通ってるの？ 匿名性はどれぐらいあるの？って疑り深い人もいるでしょう。
確認君 ： 分かりやすさでは、こっちの方が上
診断君 ： 自分はこっちの方が好きです。下にある「判定」があるのが良い。
ここで串にどれくらい匿名性があるか分かります。 なお串によっては以上に重たい串や、他のページに行けなくなったなど 悪さもする奴がいるので気をつけましょう。
気を付けて欲しいのが、どんな優秀な串でも調べようと思えば調べられます。つまり身元が分かるのです。 完璧な匿名はないという事を肝に銘じてください。 掲示板を荒らしたり、どっかを攻撃するなんてもってのほかです。
あくまで串を通したから多少安全になったぐらいに思っといてください。
下準備
ツール→インターネットオプション→詳細設定
「プロキシ接続でHTTP1.1を使用する」にチェックを入れる。
↓
本番
インターネットオプションの接続タブ→赤枠で囲ったLANの設定タブと進む。
（CATV・ADSLの場合。それ以外の肩は黒枠で囲った設定タブを開いてください。）
2つ目の画像の赤枠を囲んだところに、串を入力すればOK。
↓
ここでは串を通せと書きましたし、他の初心者サイトでもこのように書いていると思います。
ですが、実際の所IPが分かった所でどうってことありません。たしかにIPが分かれば、IPからあなたの使用しているプロバイダーなどを割り出し、スキルがあればプロバイダーに進入して個人情報を抜き出す事も可能です。がこれはプロバイダーに進入できるスキルを持った人と、お客さんの個人情報をネット上にさらしている無用心なプロバイダーがいなければ、まず無理な話です。
なのでよく掲示板などである「俺の知り合いのハッカーに頼んで、おまえの個人情報を抜いてやる」という発言ですが、無視してください。こういう発言をする人にそんな知り合いがいるとは思えませんし、無論スキルも無いでしょう。せいぜいIPドメインサーチなどでプロバイダ情報を調べる事が限界です。
もしあなたがネット上でストーカーなどの悪事を働き被害者に何らかの実害を与えたり、他人のプライバシーを著しく踏みにじったり、違法な物品の売買を行ったり、架空口座の販売を行ったりした場合には警察があなたの使用しているプロバイダーにログの提出、及び個人情報を提出をするように働きかけます。
プロバイダーは一般人には顧客情報を漏らすことはまずありません。しかし顧客が何らかの不祥事を働いた場合は、該当する顧客の情報を警察に提出する場合もあります。場合と書いたのは”いかなる状況、及び警察や裁判所からの働きかけがあった場合でも、顧客情報を漏らすことはありません”と書いているプロバイダがあったので。
つまり普通にしている分には、個人情報が漏れる事は無いでしょう。ただし警察のお世話になる事は無くても、掲示板嵐などで度が過ぎれば、プロバイダーからの脱会といった制裁が加わる恐れがありますのでお気をつけ下さい。
掲示板やチャットで何かあればIPという単語を出す人や、「お前のIPは210.21.210.10だろ。プロバイダーはOCXか。個人情報がばらされたくなかったら言う事聞け」などの発言をする方がいても、相手にする必要はありません。ソッとしておいてあげてください。